メキシコは雨季っぽいお天気なこの頃。日中のキラキラお天気が、夕方になると雷と共にザザーッと雨が降ります。で、我が家のネット環境は弱々になります…弱小ネット回線め！！！
あぁ…一日中快晴だったバルセロナに戻りたい…
サン・パウ病院。バルセロナはガッツリ日焼けするほどの快晴でした。見てこれ、そりゃ焼けちゃいますね。
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今日は「孤独」について書いてみます🫧
このテーマは恋愛や結婚生活を含む全ての人間関係において、更に人生で無駄なことに時間を割くことを回避するためにも、とても重要なこと。
孤独について理解を深めれば、人生の「守り」の部分のある程度をカバーできます。なかなか重要なテーマ。（ブログ内に重要カテゴリーを作って置いてみました）でもって今回やや長めなので、時間がある方のみぜひ！！
「孤独＝寂しく苦しくて辛いもの」と一般的には認識されていますよね。「あの人は孤独なのね」というセリフの様な。私自身、大学生の頃まではそう思っていました。友人がいても恋人がいても、ふと「人との関わりがあっても孤独に感じるの？」と不思議に思い、一人暮らしの中、急に寂しくて眠れなくなったり。そんなことってありませんか。人それぞれの、孤独を感じる瞬間があるかも知れません。
私自身、今は海外生活ですが１日の８割ほど一人で過ごします。子どもの居ないただの主婦なので。そんな毎日を送っていると、孤独と上手く付き合うことの重要性に気付かされる事が多くて。ぼっちを日々極めています🦔ぼっち最高！
孤独を知っておく事そのものが自由に心安らかにしてくれています。逆に知らないものに対しては、人は怯えたり拒否したり。避けようとして遠回りな行動をしまいがち。
お金を増やそうと無理な投資を始めたり、スピリチュアル系や謎の塾に通い出したり、不倫やホストやアイドルへの重課金、ブランド物や服装や整形や過度なボディーメイクなどの武装、ギャンブルにお金を注ぎ込んでみたり、SNSやネット上で誰かを攻撃したり逆に過剰にフォロワーを増やそうとしたり他人の人生や顔の作りについて好き勝手物申したり、「日本オワタ」と声高に叫び続けたり。もうこの辺でいいですか…重くて…
全てはその人の内面の表れ。幾らお金をかけても人と繋がっても母国を終わった認定しても、孤独は消えない。けれどもハマっている最中、人はなかなか気付きません。
そんな事をして遠回りの後、自分の弱さや孤独への恐怖に気づくことも悪くはないけれど、未来のダメージが大き過ぎる時もありますね。
だから、なるべく寄り道は少な目に。「孤独」や「孤独感」への理解に近づくことで、早めに地に足が着き本当の安心感に繋げたい。だって人生は短いから。
人生や人間関係を損なう行動をしてまで、理解できないテーマじゃない。建設的に、時間をかけて理解しましょ🫧
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個人的には“孤独”とは「自由と責任」「誰しもが常に抱える状態」だと理解しています。
そのため、孤独に反する言葉があるなら…「不自由」「無尊厳」だと思います。孤独が無い状態は他人や限られた世界・システムに縛られて、自由が無い生き方です。まるで奴隷みたいな。奴隷には自由も責任もなく、奴隷システムは人を縛りつけ物の様な扱いをする古くて野蛮な制度。
孤独とは本来、一人ひとりに与えられた人間としての尊厳だと思うんです🫧
一方で、孤独はネガティブなものだと思い込んで避けている人。本当は、孤独そのものではなく「孤独感」を避けたいのだと思うのです。孤独感は視野が狭くなって生まれる、自分が支えられている環境や人間関係や物質的なものが感じられなくなる、寂しさや恐怖感。
孤独に怯える方は孤独感に敏感で、感じたくないからこそ、臭い物に蓋をするかのように優越感や歪んだ特別感でできた“鎧のような何か”を自分に身につけようとしがち。SNSはそれを顕著に表面化しちゃいますね🫧
鎧が崩れないように…より素晴らしい鎧を常に身につけるように…と常に不安が消えず、ますます自分のことしか考えなくなるのです。まぁ実際は鎧なんて立派なものではないのですが。
で、そういう方を狙った詐欺や詐欺まがいのことはSNSがある限り永遠に溢れていると思います。不安を消す手段として“簡単に”手に入る利益、繋がり、外見、モテ、謎の資格、欲求処理などをチラつかせて煽ります。もちろん、それを提供する人も孤独感から目を逸らし続けてダークサイドに堕ちた人。何が刺さるのか熟知しているので、賢ければコミュニティ作りもコンテンツ作りもできちゃう😈（恐らく実際は悪魔的見た目じゃなくて😊←こんな顔をしている。でも目は笑ってない）
根本の孤独感、そこから生まれる不安感は何をしても消えません。むしろますます大きくなって手に追えなくなってしまう。有名になった方の依存症や問題行動もそうですし、無闇に自分を目立たせようとしたり過剰に他人と繋がろうとする行動なども正にそうですね。。
という事で！
孤独感を自分自身で手懐けましょう、と言いたいです。それもなるべく早めに。
孤独感は私たちが年を重ねる中で、勝手に大きくしてしまったドラゴンみたいなもの🐉昔は小鳥並みのサイズだったのに、他人との比較や数々の思い通りに行かない経験で傷つき、巨大化してしまった荒々しいドラゴン。
ゲオルク・ジャーニー（Georg Janny、1864-1935）「ドラゴンの洞窟（The Dragon's cave）」実際は人間の中に居るのはドラゴンというより闇の化け物。
さらに今の時代は他人との比較をしやすい環境がほぼデフォルト化していて。思春期にある人や若い人達の中にも、飼い慣らせないドラゴン並みの孤独感が無意識下に存在している可能性があります。歪んだ特別感でそれを埋めたくてSNSで突飛な、幼く危うい言動を発信してしまう。覚悟もなしに気安く自分の性を売りお金を得る。
一般の大人でさえ扱えない孤独感や不安感を、刹那的に消そうとする彼らの言動は本当に悲しいですね。。周りの人々がそれに気づいて良い関わり方をして欲しいと願うばかり。今の若い世代は昔よりも人との温かい関わりが不可欠だと思います。
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と、不安を煽っても無意味なことですね。私やこのブログを読みに来てくださる方に出来るのは、自分のコントロールの範囲内で可能な限りのことを淡々と実行するだけ。
冷たい様だけど、建設的に考えるとは可能な範囲内で物事を扱うこと🫧
実行例をざっくりまとめるなら、
自分の世界（趣味や推し、勉強など何でも）をつくり心から楽しむ
そして
今ある環境、自分の人生に対してエネルギー（時間や意識やお金や手間）を注ぐ
もっと言えば、今手にしている環境が明日全て無くなったら、どんな状況が待ち受けるか、どんな感情になるかをありありと時々想像すること
それくらいでしょうか。
孤独とは「自由」「誰しもが常に抱える状態」さらに「人間としての尊厳」と書きました。別にネガティブでも何でもない、単にリアルな状態です。例え結婚していても、お金と仕事があっても外見が良くても立派な家に住んで毎月旅行していても、常に誰しも孤独。
歪んで認識してしまうと、孤独感のドラゴンは荒ぶって、私たちの人生を壊し始めるもの。
孤独を理解し、孤独感の正体を知れば、少なくとも身の回りを歪んで認識することは減ります。人間関係は整理され、必要最低限の十分なものになります。無駄なトラブルも回避でき、人生に集中できます。
人は人と繋がっていながらも、一人ひとり孤独の尊厳と独自の世界がある。そこを理解しないと、無駄なお節介や深入りしてしまうのです。他人の世界と自分の世界を分けられない。
会話の中で他人にマウントを取るなんて言動も…他人と自分を切り離せず、自分の暴走ドラゴンを落ち着かせるために他人を利用しているだけです。年齢や役職、育ちに関係なく、なかなか出来ない人は多くいますよね。
誰しも孤独で、孤独感をその人の持つ限りの解決方法で飼い慣らして生きている。その事実を忘れずにいれば、自分の飼うドラゴンも穏やかになるからトラブルを回避できるし、なんて事ない生活でも充実感は増すと思うんです。
もし日頃からトラブルや悩みが止まず、不安感の強い方は、今一度ご自身の孤独についての捉え方や孤独感を感じる瞬間について、時間をとって少しずつ目を向けてみても良いかもしれませんね🫧
長々と読んでいただきありがとうございました。今回のテーマは前から書きたかったことで、現時点の私なりの考察をまとめてみました。貴重な時間を割いてくださってありがとうございます🫶🏼
重めテーマだったので、、最後に美しい建築サン・パウ病院を見て清めますか。「安心して過ごせる様に素敵に教会っぽくしようぜ！」とパウさんというお金持ちが多額寄付して建て、今や世界遺産の病院。立派に作り過ぎて途中で資金切れしちゃったんだそう（笑）
