自分という花を育てるところ

自分に集中して生きてこ。30歳からの自分と世界の見つめ方

男性の基本性質は普遍的

この前咲いていた紫陽花。まさかこの乾燥地帯で紫陽花に出会えるなんて!

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基本お花もデコレーションもビビッドカラー強めのメキシコ。繊細な色の紫陽花の存在がなんとなく違和感。でも見てるだけで癒しです♡

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今回は先日の旅行の話も交えた男性理解についてと、若干の惚気になります。お付き合いいただけると嬉しいな🥂惚気が苦手な方は今回はスルーされるのをおすすめします。

 

先日の旅は、夫に縁あるスペインで原点回帰をしよう!という裏テーマもありました。

10数年前に夫はスペインへ留学しましたが、大学の専攻とは無関係。さらに周りは就職先が決まりつつあるタイミング。葛藤しながら留学を決めたそう。そもそも語学に目覚めたのは幼い頃。それから語学を学ぶ事は彼にとって自然なことで、アラフォーに近づく今となってもそのままです。

独自性強く、興味あることに突き進む夫の性格は全く変わっていません。笑

 

男性の基本的な性質はなかなか変わりませんよね。初期設定の力が強い。

サッカーが好きな男子はサッカー好きなおじさんになります。漫画ワンピースが好きな男子はワンピース好きなおじさんに。女子を見下している男子は以下同文。身なりにこだわらない男子は以下同文。マニアックな気質の男子は以下同文…です。

男性を構成する要素は、恐らく思春期までに創られるのだと個人的には思います。

 

夫もやはりそうで、自分が若い頃に得た経験や発見は宝物のように大切にしますし、ある意味それに縛られているのかもしれません。男性が「単純」「臆病」「変化に弱い」「プライドが高い」とも言われるのはそのためかも。

女性は逆ですよね。私たち女性はコミュニケーションや表現方法は複雑で、いざという時の度胸と行動力が備わっています(実は強いのは圧倒的に女性)。さらに身体のつくりからも変化を受け入れられる柔軟さを備えています。必要に応じて物事の優先順位は変えられます。常に状況や自分の身体との折り合いの中で最善のバランスを探しながら生きられます。自分を変化させられる機能は本来DNAレベルで装備済み。

 

けれども、男性は行動と経験ありき。さらに仲間からの評価や所属先のレベル、収入などの比較について私たち女性よりも敏感ですよね。なぜなら、それら全ては自分自身を認識させてくれるものだから。それら無くして自分の存在を認識するのは難しい生き物なのかもしれません。自分が何者なのか、何をどれだけ成し遂げる可能性を持つ存在か、を常に認識したい。だからこそ世の技術革新や仕組みの多くは男性によって生み出されているのだと思います。

 

そう思うと、彼らが若い頃にしてきた選択や努力してきた事が愛おしくなりませんか。彼らは自分の存在価値を認識したくて、時には自分を試したくなってあらゆることに挑戦します。いつも何かを獲得したくてもがいている。そんないつまで経っても不完全で愛おしい生き物。

 

スペインへの旅行では、夫の若い頃に想いを馳せてはもうきゅんきゅんで。彼の住んでいた所や学校、通っていたバーを訪ねては当時の話を聞かせてくれました。新しい環境で様々な出会いと経験を通して、日々もがきながら過ごしていた。な〜んて一面も知れて。

もし当時の彼が目の前に現れてくれたら、よく決断したね、努力を重ねてきて偉いね。と、よしよしと撫でて抱きしめてあげたくなりました。彼自身も「20代の頃は10代の自分の努力に支えられた。30代の今は20代の俺に。不思議とそれが続いているんだ」と言っていました。はぁ、ずっと真っ直ぐな彼が愛おしい♡(すみません、個人ブログのため好きに書きますね)

 

私の夫が未だにそうである様に、男性の基本性質はなかなか変わらず、本人の本質に真っ直ぐ。環境によって自分を大きく揺るがすことがない限り。

そんな性質が備わっているため、逆に女性がパートナーとして男性を選ぶなら、やっぱりその人の本質の部分を見なくてはいけない。女性は受け入れる能力が高い生き物です。どの様な男性をどの様に受け入れるか、を選び間違えると身を滅ぼすのだと思います。その上、メンヘラ化・モラハラ化は関わり方を間違えると、それらの性質をより強めてしまいます。男性への理解が無いと、自分の首を絞める事になる。

 

そのため、男性が土台をつくる10代までに〈何に時間を割いていたか〉〈どの様に物事や他人と関わってきたか〉はその人の本質を垣間見るヒント。その土台がその先の本人や周囲の人間にじわじわと関わってきます。夫の性質を見抜いて、幼い頃から好きなことを好きなだけさせてくださった義両親には感謝です。

 

ところで、最近は井上雄彦先生の漫画、バガボンドを読んでいます。

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この物語で出てくる男性二人は対比として描かれています。

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主人公の宮本武蔵(右)とその幼馴染の本位田又八(左)。

幼い頃から武蔵は誰よりも強くなりたい男、又八は厄介事を避けて欲に走る男。それぞれの欲求や人となりは成人しても変わりません。

そもそも、一般的に男性漫画のキャラ設定って序盤から終わりまでほぼ変わりませんよね。強くなったり進化したりはしますが、基本性格は変わりません。ルフィはルフィとして強くなるし、ウソップはウソップとして成長していきます。男性の成長の仕方は、漫画でもリアルでも大きく変わらないのかと思います。

 

そのため、彼らがどんな環境に置かれて、何を抱えて行動してきたのか、どんな欲求が強いのか、を俯瞰する。その視点は子育てでも、社会人として男性と接する上でも理解しておいて損はないと思います。

パートナーの過去の出来事を知って理解が深まると、愛おしさは深まりますし、思考や感情が読めるので無駄な喧嘩でエネルギーの消耗を防ぎます。忙しいと疎かになりがちですが、パートナーのお話をよく聞いてあげて、行動を観察し、彼らの土台や大切にしていることを理解したいですね。そうすれば、結婚生活10年、20年後には随分生きやすくますます楽しく生きられるはず。そう思って日々夫への理解を深めています。

ちなみに、他人の話をよく聞き個人的に気を配ることが癖になってしまうと、仕事関係や友人関係において男性陣は「自分に好意的なのかな?」と勘違いしてしまうこともあります。それも年齢も立場もあまり関係なく。なので、面倒を避けたければ距離感は程々に、振る舞いには気をつけるのが吉ですね◎

 

▲学生時代に恋愛に悩んだ際に読んだ本。性差の違いを理解しておいて、随分人間関係は楽になりました。個人差の前に性差を知ることは大切。難しく書かれていないので隙間時間にでもぜひ。