自分という花を育てるところ

自分に集中して生きてこ。30歳からの自分と世界の見つめ方

性差・個人差と結婚観

 

今回は時代錯誤なテーマになりそうだけど…いつも通り考察発表をしていきます🫧

 

以前SNSで目にした男性側の意見で

「自分が2,000万稼ぐので、妻には1,000万稼いでもらい、家事は折半する。というスタイルが良い。そしてそれは可能だ」

「現代医療進展のため出産の大変さの主張は過剰」

「子どもが生まれれば当然祖父母の力を借りて育児する」

という感じのものがあったんですね。

 

………。

 

確かにパワーカップルは憧れてられている部分もあると思います。ダブルインカムのどちらもパワフル…それは家計は安泰ですから🫧

そしてもちろん、1,000万以上稼ぐ女性は存在しています。しかし出産育児を経て共働きでその稼ぎを継続する女性は勤め先が幾分ホワイトで、様々な犠牲や努力の上で手にした稼ぎだと想像します。誰しもがその待遇を得るわけではないですね🫧

 

女性なら分かると思うのですが、一般的に女性は10代頃から(人にもよりますが)平均的には月一で生理という身体のリズムがあります🫧

それによりホルモンや体調にも影響が出てくる、それに加えて仕事にももちろん多忙さの波があり、男女ともに訪れる体力の衰えも。

「変化」は女性の生活の一部でありそのものですから🫧

 

そこに出産とそれによる身体の変化を加えれば、当然ながら男性と同じようなライフスタイルのリズムは難しいのです。(もちろん、並じゃない体力で職場復帰を即叶える女性もいますが)

 

加えて人生は何があるか分からない。ましてや育児は想定外の事ばかり。。

そこがすっぽり抜けて「共働きで3,000万稼ぎ育児は親の力を借りていこうな!」と主張されても、育児経験をされた方、未経験でも聡明な方なら違和感(もっと言えば嫌悪感)を抱くはず🫧

 

仮にもその主張がが叶ったとして、女性側が抱える身体的な負担やキャリア上で感じる性差は、男性側からは感じられなくとも確実に存在はします。

それがパートナー間で語られないこと、そして伴侶を求めながら浅い想像で生きている人がいるのだと、冒頭の方の意見を目にして改めて実感しました。

そんな浅い想像は…ね。爪が甘いですね🫧

 

そう思うと、やっぱり人生やパートナーとの関係には建設的に考える必要がある。

男女平等はもちろん人である以上は人々の認識としてはあるのですが、その前に性差上での「違い」を語らなくてはならない。なぜなら身体の仕組みが異なるから。そして雇用状況も踏まえると、現実は平等とは言えない場合も存在するのだから🫧

 

陽があれば陰がある。表と裏は一体。

物事だけではなく夫婦関係、婚姻関係になくてもパートナーとの関係も同じ。なんなら、パワーバランスが如実に現れるのが家庭、と思っています。戦いには攻めるポジションがあれば守りもある様に、朝があれば夜がある様に、男女の身体作りに違いがある様に、「表と裏」「陰と陽」があります🫧常に「攻め」だけでは家庭や社会は回らないと正直思う。

 

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私自身20代は体力があり、お仕事はいくらでもできる!と思っていました。でも30代の今、体力には個人差があり、体調のコントロールには限界があるのだと分かりました。

一方、夫も同じ30代ですが体力は有り余っている様子。バンバン出張もしますし沢山の人に会い仕事を作っては裁いています。

体力が減ってしまった今の私は、家事・食事・夫婦の体調管理が目下の仕事。駐在に帯同する側のパートナーは、裏方中の裏方業務(ビザの関係で仕事が出来ない私の様なタイプはね)。今はまさに夫が表で私は裏です。

 

もちろん、男女生まれながらにして平等ですが、しかし性差はある。そして同性間でも個人差がある。それは事実🫧

そこをパートナーと擦り合わせ、折り合いをつけながら舵取りをするのがベストなんじゃないかな🫧

 

そういった「想定外の際の擦り合わせ」や「性差や個人差で生じる変化には柔軟に対応」という考え方が抜け落ちていると、後々「結婚生活の意義」「ライフプラン」が相互でズレが生まれちゃうんですよね。

 

冒頭の意見を述べた男性は、きっと女性の身体の仕組みや、それを踏まえたライフスタイルの理解がまだ少なく、そのため今ある限りの想像で未来を見ているのでしょう🫧

悪いことではありません。誰だって事実を知る前は未熟だもの🫧

しかし未来のパートナーを幸せにしたいなら、最低限の事実を知り具体的な生活や最悪な状況を想像する事は必要でしょうね(妄想ではなく想像ね。スペックばかりを見ると痛い目にあうかも)

 

そんな訳で、男女、そして個々の違いへの理解は、結婚生活を幸せに送るためには重要なポイント🫧

 

昔とは違い、結婚に夢や憧れを抱く人は少なくなっているのかもしれません。古い価値観はしっかり「古い」と評価されてきています。そのため憧れや愛情だけで乗り越えられる結婚生活は、今の世の中では難しいのかもしれません。

昔の「結婚=幸せ」と認識してしまった世代は、熟年離婚や奴隷の様な結婚生活で苦しむ方も多いと聞きますから(男女問わずね)。

 

とても現実的で夢がないけれど、実際に結婚生活は継続的な「生活」なので…。結婚前、結婚してからも自分とパートナーの結婚生活の条件や状況を並べ、建設的に意見を交わす機会は前にも増して重要なのかもしれませんね。そしてナチュラルに意見が交わせる、という点は以前にも増してパートナー選びの隠れた重要条件なのかも🫧

 

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ハインリッヒ・レフラー(オーストリア、1863-1919)