自分という花を育てるところ

自分に集中して生きてこ。30歳からの自分と世界の見つめ方

人から好かれる人、嫌われる人

 

人から嫌われるのはとても簡単な事。他人との関わりの中で"一言多い"。これで人から嫌われ、自分の立場を弱くします。人から嫌われる人は無自覚に言動が拗れていくのでさらに立場を弱くし、信用を失いやすいのです。

 

一方、人との距離感が心地よく保てる人は沈黙を上手く使います。無駄な一言より沈黙を選びます🦢

相手へのリスペクト、感謝はタイミングを見て軽く添える(忘れられるほどにさらっと軽く)。必要な指摘は相手の立場を悪くしないかたちで相手に合わせた言葉で伝えられる。そういった心配りが身についた方は結果として信頼関係が築け、他人から好かれやすいのです。好かれる方って、爽やかな風のように軽やかさがありませんか。

 

家族、友人、夫婦関係…どんな関係性であれ、一言多い人の言葉を人は他人から疎まれやすいのです。なぜなら、その無駄な一言に「自分が正しい」「相手を変えたい」「私に感謝して」…諸々の傲慢な思考や欲求が雰囲気から漂うからです。そういう方は所謂重い人です。押し付けがましさは人は本能的に避けたくなります。他人の承認欲求に構うほど暇じゃ無いからです。その為、やっぱり疎まれてしまいます🦢

 

ちなみに…「一言多い」=「皮肉や毒舌」とは違いますよね。皮肉や毒舌は頭の回転が早く思いやりのある方が利かせると、会話のスパイスやブラックな笑いになります。例えばマツコさんや有吉さんは、ゲストや番組進行的に美味しくなり盛り上げる事を目的に毒を吐いていますが、一言多いのとは全く違います🦢きっと「その一言が欲しかった!」と感謝されているはず。

 

しかし残念なことに、無駄な発言をする本人は他人の反応に気づかない事が多く、相手は関係性が近くても面倒に感じてしまって本人を訂正しない事もあります。誰からも感謝はされなくても愛想を尽かされてしまいます。

 

誰も口にはしませんが、それが事実。

自分から放たれる言葉、姿勢、態度、香り、手癖足癖、ファッション…自分から発する全ては、自ら気づき磨き直すもの…誰も教えてはくれませんよね。忠告やアドバイスをする人は相当な親切心を持つ方だと思います🦢

 

私もLINEや電話、会話の中で日々振り返って(大抵家事をしながら)反省して次に活かそうと心がけています。「あの時のリアクション悪かったな…」「あの話題の時、もっと相手の話を引き出せたのにな…」「言葉選びがイマイチだったな…」などなど(後で思い出すと本当うんざりするけれど笑)

 

一言多い人は居場所と信用を一瞬で失くします。一方、言葉と沈黙を知性で操作できる人はより良い関係性を長く継続させます。無駄な事を言わなければ、不思議と魅了度も上がるもの🦢

 

反射的に反発したり皮肉や正論ばかり言う癖が染み付いている方は「気持ちゆっくり話してみる」「話す前に深く息を吸う」などの頻度を増やしてみてもいいかもしれません。とってもとっても簡単🦢今から無料でできちゃいますから。

 

人から嫌われるか好かれるかはとてもシンプル。自分の発するものに意識を向けて、他人との距離感を心地よくさせる術を活用したり表現しているだけなのです🦢(という私もお喋りだから、今回は戒めも込めて)

 

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フアン・バン・デル・アメン『花と犬』1625-1630年 

花とワンちゃんが人間から愛されるのは、それこそ言葉が使えないからこそなのかも